大会長挨拶 / Greeting
大会長 北野信之介(東京慈恵会医科大学 救急災害医学講座 助教)

開催のご挨拶

謹啓

平素より日本救急救命学会の活動にご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
この度、「第12回 日本救急救命学会学術集会」を開催させていただく運びとなりました。開催にあたり、これまで本学会を支えてくださった多くの方々のご尽力とご協力に、深く感謝申し上げます。

近年、救急救命士を取り巻く環境は、救急救命士法改正による処置範囲の拡大、救急需要の増加、医療機関における多職種連携の深化、さらには働き方改革への対応など、かつてない速度で大きく変化しています。このような状況下において、救急救命士が国民の生命を守る最前線に立ち続けるためには、経験や技能のみならず、その専門性を客観的かつ科学的に裏付ける学術的基盤の構築が不可欠であると考えます。

本大会のテーマである「現場の知を科学に 救急救命士が創るエビデンス」は、救急現場で日々培われてきた経験や知恵を、単なる事例の蓄積にとどめることなく、科学的手法によって検証し、再現性と普遍性を備えたエビデンスとして社会に還元していくことの重要性を示しています。

本学術集会は、東京慈恵会医科大学という大学病院・医学部を会場として開催することで、救急救命士のみならず、医師、看護師、その他メディカルスタッフにも広く門戸を開き、職種横断的な議論と学術交流を積極的に推進することを目指しております。救急救命士の学術的役割を社会に示す貴重な機会になると考えております。

また、現地開催を基本としつつ、現地参加が困難な方々にも広くご参加いただけるよう、一部プログラムについてはオンライン配信を併用するハイブリッド形式を検討しております。これにより、地域や所属を越えた知識共有と議論を促進し、全国規模での学術的ネットワーク形成を図りたいと考えております。

謹白

2026年10月吉日

第12回日本救急救命学会学術集会 大会長

北野 信之介

(東京慈恵会医科大学 救急災害医学講座 助教)